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kazの徒然日記

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大地先輩お誕生日おめでとうのこと。

こんばんは!あなたのkazです。

金弦3強化週間です!
連載はクリスマスシーズンに済ませたかったし、大地先輩の誕生日だし。
そう、大地先輩が29日にお誕生日でした。
おめでとう、大地先輩。貴方のおかげでアタシは金弦3にどハマりしましたのことよ!

そんなこんなで続きから大地お誕生日SS。
今日まで仕事なので(誕生日になってすぐお祝いしたかったのでブログは予約してます/笑)会社から帰って来たらタイトルとか作ってサイトに展示出来たらいいなあ…!

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恋する女の子にとってすごーく重要なイベントだって誰かが言ってたのを、思い出した。
そのときはよく解んなかったんだけど、今なら解る、気がする。

目をまあるくして、でも嬉しそうに笑う顔が見たいから、なんじゃないかなあ。

大地先輩のお誕生日まであと少し。
でもこんなに緊張するお誕生日の準備ははじめて!

わくわく、するんだけれど…どうしよう、すごーく悩んでることがあって。

どういうことしたら喜んでくれるのかなあとか。
もっと言うと、何をあげたらよろこんでくれるのかなあとか!
律君に選ぶときとも響也に選ぶときとも、他の誰に選ぶときとも違う。
すごーく、迷っちゃう。

…うーん。

…よぉし、こうやってうんうん言ってても仕方ないもん!
ヒントだけでも貰えるかもだし、みんなにきいてみようっと!



Ricercare
〜La musica del compleanno〜



なんて、握りこぶしで頑張ってみたとこまでは良かったんだけど。
「なんかやっぱり上手くいかないなあ…」
思わずため息。
言葉は違うけど、皆のアドバイスはひとつなんだもん!
「お前が(先輩が)あげるものならなんでも」

なんでもいいって言うのが一番困るんだってばあ!

困ったなあ、って思わず机にぺたんって頬をくっつける。
そうしたらちょっと傾いたニアの姿が目に入った。
「なんだ、小日向。まだ悩んでいたのか?」
やれやれ、って感じで肩をすくめながら、傾いた身体を真横にして向かい側の椅子に座った。
ニアなんで横向きなんだろ、ってそっか、わたしが横向きだった。
でも起き上がる気になれなくってほっぺを机に預けたまんま目線だけニアに向けて。
「だってニアー…!」
ニアにはいっちばん最初に相談して、いっちばん最初にはっきり言われたのを思い出した。
「「人に訊くより小日向が自分で選んだほうが喜ぶ」でしょ」
さっき言われたことを繰り返したらニアと言葉がぴったり重なって思わずクスクス笑って。
「自分が貰う側に立った時のことを考えれば解るだろう?
 小日向は榊大地に同じことを聞かれたとき明確な答えが出せるか?」
言われたことを繰り返してみる。
何を貰ったら嬉しいのかなあ…うーん…。
「欲しいもの、って…難しいね」
寒いからあったかくする防寒具が欲しいとか、可愛いシュシュとか、お揃いのアクセサリーとか、思いつくけどすぐ違うって思う。
何が欲しい、じゃ、なくって、うーんと…。
「誰から貰ったか、じゃないか?」
こてん、って首を傾けて考えてたら、ニアが答えをくれた。
あ、そっか。ってすとんと答えが心に降りて来た。
皆意地悪してたんじゃなくってそれが答えだったんだ。

うーん、答えに納得はしたけど、でも困っちゃう。

どうしよ、どうしよ。

ぺたん、ともう一度机と仲良くして、ごろごろ、と転がってみる。
だってだからって何にもあげないってのは嫌だしあげるからには喜んでもらえるものをあげたいし…!

答えがはっきりわかんない悩みがいっちばん辛いんだよう…。なんて思ってたら。

「小日向。どうしても思いつかないのならこういうのはどうだ?」

ニアが、すっごーい笑顔でこっちをみていた。






最近ひなちゃんと満足に会えていない日が続いている。
原因は解っているんだ。
きっと目前に迫った俺の誕生日の事。

原因が解っていたって面白くない。

俺以外の誰かと…たとえそれが誰であろうと、楽しそうに話しているひなちゃんを見る事。
それから、俺と目が合うと、一瞬嬉しそうな笑顔になったのが、ぱっと気まずそうに顔をそらすことも。


これは、俺が何を欲しいのか、ちゃんと解ってもらわなきゃ、な。



そんな事を考えながら迎えた、誕生日。


「お誕生日プレゼントは、わたしです!」


俺の予想の遥か上へ行くとは思わなかったけれど。
思わず目が丸くなった。

「あの、あの!プレゼント、何をあげたら喜んでもらえるか、解らなくって」

うん、そこは予想通り。

「解らなかったから響也や律に聞いてみたんだけど」

それも想定の範囲内だな。

「でも皆教えてくれなくって、そうしたらニアが、だったらわたしがプレゼントになればいいじゃないかって言うから、それで…」

リボンを巻いて、こういえば良いとアドバイスを貰い、冒頭に至ると言うことか。
………支倉。と思わず脱力しそうになる。
好きな子にそう言われて期待しない男が居ると思うのか。
いや、解っていて言っているに違いない。

……だが、悪くない。

「ひなちゃん、俺の欲しいものが知りたいと言ったね?」

こくん、と素直に頷くひなちゃん。
それなら、しっかり教えてあげるよ。

ひなちゃんを腕に閉じ込めると、片手で顎を捕え、視線を絡める。
途端に顔がほんのり赤くなるけど、まだ逃がしてあげない。
じっくりそんな可愛い顔を眺めると一旦満足し、見つめたまま口を開く。

「俺の欲しいものは凄く難しいよ。
 俺の欲しいもの、それは…君と一緒に過ごす時間と、君からのお祝いと愛の言葉、それをセットで欲しい。
 どれも決して欠けてはいけないよ、約束してくれるかい?
 …それさえ貰えるなら、俺にとっては充分すぎるくらい最高の誕生日になるんだ」

いいかい?と目を覗き込んでみればどこか熱にうかされたようにぽう、としているから、頬にひとつ口付けを落とす。

「うひゃああ…っ?」

頬にキスだけでこんなにうろたえるなんて、もっと先に進んだらどうなってしまうんだろう。
そう考えるだけで心が踊る。

「今日の所はこれくらいにしてあげようかな」

そう言って手を緩めれば慌てて距離を取ろうとするひなちゃん。
そんな可愛らしい仕草に笑みがこぼれる。
幸せだなあと思う気持ちが止まらない。

「あの…!大地先輩!」

すると真っ赤になったひなちゃんが心を決めたように俺を見上げてくる。

「3点セット、来年も、その先もずっと揃えてプレゼントします。
 だから…だから、これからもずっと、お祝いさせて下さいね」

今日と言う日を何よりも嬉しくしてくれる言葉のプレゼントに、俺は再び彼女に腕を伸ばすのだった。





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大地先輩、本当にお誕生日おめでとうございました!

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ぴくしぶ、はじめました。





面白そうなので追加してみました。
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カズマヤエ
性別:
女性
職業:
残念な事務員
趣味:
絵描き・妄想・ゲーム
自己紹介:
お絵描きと妄想とゲームが大好きなどこにでもいるごくごく普通の残念な事務員。絵は遅筆、妄想を形にするのが巧くなく、反射神経も推理力もない残念なゲーム好き。
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