kazの徒然日記
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[4.5] 星奏副部長と地味子の事情[金弦3大ひな連載]
こんばんは!あなたのkazです。
前の日記から説明をコピーしてたら文面までまるっと移してたのに気づきませんでした。日付を詐称してお送りしております(笑)
「彼」と「彼女」の事情、4.5話です。お話としては、7個め。
今回も閑話休題と言うか、第三者目線です。タイトルからきっと解る人は解りそうな予感…。
0話、1話、2話、3話、4話を読んでない方は先に順番に読んでやって下さいませ。
2.5話は今回と同じように、第三者目線です。
4話の続き、先ほどからちらちらと言っているように第三者目線です。
今回は千秋さん目線です。
個人的には俺様だけどすごーく色々考えてる人だと勝手に思ってますです。それが上手に表現出来てるかは…まぁ別として(汗)
前の日記から説明をコピーしてたら文面までまるっと移してたのに気づきませんでした。日付を詐称してお送りしております(笑)
「彼」と「彼女」の事情、4.5話です。お話としては、7個め。
今回も閑話休題と言うか、第三者目線です。タイトルからきっと解る人は解りそうな予感…。
0話、1話、2話、3話、4話を読んでない方は先に順番に読んでやって下さいませ。
2.5話は今回と同じように、第三者目線です。
4話の続き、先ほどからちらちらと言っているように第三者目線です。
今回は千秋さん目線です。
個人的には俺様だけどすごーく色々考えてる人だと勝手に思ってますです。それが上手に表現出来てるかは…まぁ別として(汗)
[4.5] 星奏副部長と地味子の事情
星奏の寮に借りた一室にて、俺は携帯を開いた。
アドレス帳よりとある番号を選ぶと通話ボタンを押す。
コールが10回を回る頃、ようやく。
「もしもし?」
「遅い」
後ろに管楽器の音がすることから部活かそれに順ずる活動中だったのだろう。
俺より優先することなどあってはならないが、音楽の為なら多少は目をつぶるとするか。
「練習中か?まずいのなら掛け直してやってもいい。急ぎの用事じゃないからな」
俺の言葉になぜかユキは苦笑する。
「いや、いいよ。練習中と言っても自主連に近いからね。
…火積、水嶋、いったん休憩にしてもいいかな?」
後ろで何名かの男の声がする。
悪いと思わなくもないが、ユキが良いと言うのだから気にしないこととした。
「で、千秋。何かあったのかい?」
ユキの言葉にああ、とひとつ頷いて続ける。
「俺は今星奏の寮にいるんだが」
「え、星奏に?」
きょとんとしたユキの声の裏にざわざわと、星奏だってなんて声が混じったりするからきっと至誠館の出場メンバーも一緒なんだろう。
夏の花の魅力にひきつけられた奴らと。
「俺は地味子の鈍感さには気付いていたつもりだったがまさかあの敏そうに見える副部長が鈍感だとは思わなかった」
その一言で全てを察したのだろう、苦笑が漏れた。
「そういう節はあるかもしれないね。彼は回りに良く気を配れるまさに補佐役の鏡と言ったところだけれど、灯台下暗しとも言うし」
考えながら話しているのだろう。ぽつぽつと言葉を紡ぎながら…ふと思い当たったのか言葉が止まる。
「しかし…おかしいな。榊君は人気のある人だし、向けられる好意には敏いと思うんだけれど…何か、気付けなくなるような勘違いでもしているのかな?」
ひねり出したユキの言葉には思い当たる原因があった。あぁ、と一声。
「千秋?」
「おそらく星奏の副部長は蓬生と小日向が付き合っているとでも勘違いしているんだろうな」
あの男を煽るような行動を取る蓬生に問題がないとは言わないが、その程度で揺れると思わなかったと素直に白状する。
なるほど、と苦笑交じりの相槌が打たれた。
「土岐君の気持ちも解らなくはないけど…」
「うん?」
「僕としては…小日向さんにキチンと誠心誠意謝って貰ったのだから、後は彼女には幸せになって欲しいと思うのが本音だな…彼女の好きな人と」
穏やかなユキの声の裏で、異国の言葉…おそらく同意の意であろう言葉が届く。
花が無い地味だと散々馬鹿にしてきたが、あの女はこうして多くの人間の心を引きつけている。
この俺をも虜にするのだから中々の物だろう。
好意を持って、その好意が報われなくてもそれでも良いと、そしてそう思うのが俺だけではないと…演奏がどうと言うことではない、人間として…他の人間にはない、魅力がある。
そんな事をまさかユキに言う事ではないとひとりごちて、ただそうだな、とだけ呟いた。
…さっさと幸せになれ、小日向。
お前にふられた俺たちがそう心から祈ってやるのだから。
-------------
以上、4.5話でした。千秋目線!
神南組と違って至誠館組は簡単に遊びに来れなさそうなので電話で出演して頂きました。
至誠館組は本当に好きなんです。こいつら仲良いなーって感じで!男だけでわいわいがやがややっててくれれば良いと思います!
今次のシーズンを無い脳みそひねって頑張り中ですので少し停滞しますが、完結まで良ければお付き合い頂けると幸いです。
星奏の寮に借りた一室にて、俺は携帯を開いた。
アドレス帳よりとある番号を選ぶと通話ボタンを押す。
コールが10回を回る頃、ようやく。
「もしもし?」
「遅い」
後ろに管楽器の音がすることから部活かそれに順ずる活動中だったのだろう。
俺より優先することなどあってはならないが、音楽の為なら多少は目をつぶるとするか。
「練習中か?まずいのなら掛け直してやってもいい。急ぎの用事じゃないからな」
俺の言葉になぜかユキは苦笑する。
「いや、いいよ。練習中と言っても自主連に近いからね。
…火積、水嶋、いったん休憩にしてもいいかな?」
後ろで何名かの男の声がする。
悪いと思わなくもないが、ユキが良いと言うのだから気にしないこととした。
「で、千秋。何かあったのかい?」
ユキの言葉にああ、とひとつ頷いて続ける。
「俺は今星奏の寮にいるんだが」
「え、星奏に?」
きょとんとしたユキの声の裏にざわざわと、星奏だってなんて声が混じったりするからきっと至誠館の出場メンバーも一緒なんだろう。
夏の花の魅力にひきつけられた奴らと。
「俺は地味子の鈍感さには気付いていたつもりだったがまさかあの敏そうに見える副部長が鈍感だとは思わなかった」
その一言で全てを察したのだろう、苦笑が漏れた。
「そういう節はあるかもしれないね。彼は回りに良く気を配れるまさに補佐役の鏡と言ったところだけれど、灯台下暗しとも言うし」
考えながら話しているのだろう。ぽつぽつと言葉を紡ぎながら…ふと思い当たったのか言葉が止まる。
「しかし…おかしいな。榊君は人気のある人だし、向けられる好意には敏いと思うんだけれど…何か、気付けなくなるような勘違いでもしているのかな?」
ひねり出したユキの言葉には思い当たる原因があった。あぁ、と一声。
「千秋?」
「おそらく星奏の副部長は蓬生と小日向が付き合っているとでも勘違いしているんだろうな」
あの男を煽るような行動を取る蓬生に問題がないとは言わないが、その程度で揺れると思わなかったと素直に白状する。
なるほど、と苦笑交じりの相槌が打たれた。
「土岐君の気持ちも解らなくはないけど…」
「うん?」
「僕としては…小日向さんにキチンと誠心誠意謝って貰ったのだから、後は彼女には幸せになって欲しいと思うのが本音だな…彼女の好きな人と」
穏やかなユキの声の裏で、異国の言葉…おそらく同意の意であろう言葉が届く。
花が無い地味だと散々馬鹿にしてきたが、あの女はこうして多くの人間の心を引きつけている。
この俺をも虜にするのだから中々の物だろう。
好意を持って、その好意が報われなくてもそれでも良いと、そしてそう思うのが俺だけではないと…演奏がどうと言うことではない、人間として…他の人間にはない、魅力がある。
そんな事をまさかユキに言う事ではないとひとりごちて、ただそうだな、とだけ呟いた。
…さっさと幸せになれ、小日向。
お前にふられた俺たちがそう心から祈ってやるのだから。
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以上、4.5話でした。千秋目線!
神南組と違って至誠館組は簡単に遊びに来れなさそうなので電話で出演して頂きました。
至誠館組は本当に好きなんです。こいつら仲良いなーって感じで!男だけでわいわいがやがややっててくれれば良いと思います!
今次のシーズンを無い脳みそひねって頑張り中ですので少し停滞しますが、完結まで良ければお付き合い頂けると幸いです。
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面白そうなので追加してみました。
超鈍足更新予定(笑)
HN:
カズマヤエ
性別:
女性
職業:
残念な事務員
趣味:
絵描き・妄想・ゲーム
自己紹介:
お絵描きと妄想とゲームが大好きなどこにでもいるごくごく普通の残念な事務員。絵は遅筆、妄想を形にするのが巧くなく、反射神経も推理力もない残念なゲーム好き。
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