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kazの徒然日記

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図書戦SS 『眠りの森の王子とじゃじゃ馬姫』

こんばんは。あなたのkazです。スーパーご無沙汰してます!
一言で言うと仕事量的には忙しくないんだけど仕事でいっぱいいっぱいです。
つまりは時間の使い方がヘッタクソなだけで決してお仕事できる女じゃないんですよおう、おおおう…!(エコー)
最後の記事はいつかしらとちらっと見てみたら。

1/20。

………半年ぶりですか?(愕然)


生存表明はどうぞTwitterをご覧ください。あちゃー。



さて、Twitterで相当喚いているのですが今図書館戦争にどハマリしています。
事の発端は実写映画になると言う話を聞いて→どんな話なんだろうとコミカライズをネカフェで読んで→なんだこれ面白いじゃあ原作も!→読んだ!マンガよりも先に進んでて色んな意味で展開が進んでて素敵素敵!早速映画も!→岡田君超カッコよかったーーーー!!!折角だからアニメも気になるだって小牧教官が石田さん!←今この辺です(笑)

という訳できっとネタとしてはn番煎じですが堂郁SSもどきを垂れ流してみます!
時間軸的には原作の別冊1と2の間くらい。
新婚ほやほやのイメージです。
ただ2人がいちゃいちゃしてるだけのお話です。
年齢制限のかかる描写はありませんが、ピロートークですので匂わせる程度ですが苦手な方はお逃げ下さい。

内容はないよーで偽者感バリバリだけどそれでもお付き合い頂ける勇者様は続きから!




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御伽噺の常套句。
王子様に助けられたお姫様はいつまでも幸せに過ごしましたとさ、としたものだが…さて、ここの『王子様』の場合は如何に?



『眠りの森の王子とじゃじゃ馬姫』



互いの思いをぶつけ合ったのちの穏やかな時間。
堂上の胸に甘えるように頬を寄せる郁の頭を撫でる腕の柔らかさはいつ身に着けたものだったか。
部下を褒める上官の手から、好いた女性を愛でる男の手に変わったのはいつだったか、今はもうはるか前のことだったように思う。
この夜が明ければまた自分たちは殺伐とした世界に戻る。
だからせめて今この穏やかな時間がどうかゆっくり流れてほしいと堂上は、郁は、切望する。

「堂上教官」
どこか気だるげな郁の呼びかける声に、だが堂上はその声に応えない。
その理由を、郁はちゃんと知っている。
再度口を開く。今度は間違えない。長いこと呼びなれた呼称から切り替えるにはまだ少し、呼びなれなくて気恥ずかしいところはあるのだけれど。
「…篤さん」
なんだ、とすぐ返ってくる返事と、頭を撫でる手とは逆の、腰に回された腕にかすかに力が込められる。
ふと視線を顔に向ければいつもどおりの仏頂面。
だがその表情がポーズであることと、そこに隠されたどこか拗ねた空気に気付ける程度には、堂上と過ごした時間も長くなってきた。
クスリと笑うと堂上は笑うなと拗ねた声音で、しかし柔らかく髪をかき混ぜた。
幸せそうに笑い声を零す郁に釣られて堂上も自然と顔が緩む。
頭に触れる手を撫でる動作に戻しながら、自然と甘くなる声を出す。
「で、どうしたんだ」
郁。と付け足してやると郁の笑みが深くなる。
名前を呼ばれる立場だということ、そして名前で呼ぶ権利があるということはくすぐったくて嬉しい。
「あのね、やっぱりあたし、篤さんだから好きになったんだと思うの。
 一目惚れだったんだと思う、王子様に」
王子様、の言葉に堂上は思わず苦笑する。
今は懐かしい郁の志望動機。
笑ったな、と郁は頬を膨らませて堂上の胸元を軽く叩いた。
堂上との経験値の差を考えれば大人しくじゃれられてくれたことは彼の優しさだと言うことだって勿論解っている。
愛されてるなと嬉しくなり、拗ねていたはずなのに気がつけば笑顔に変わっていた。
「助けてくれた図書隊員さんにひとめぼれだったんです。
 倒れちゃいそうなあたしを支えてくれた力強い腕と。
 良化隊員との間に立ちふさがってくれた広い背中と。
 ぽん、って頭に置いてくれた優しい温かい手のひら。
 そんな篤さんだったからきっとあたし、あの時の篤さんに一目ぼれだったんだと思う。
 勝手に夢見て憧れの王子様像を作ってたけど、でも憧れなんて言葉じゃ足りないくらい。
 ろくに知らないのに王子様像を作り上げちゃうくらい、あの時の篤さんは私にとっての王子様で…。
 前、あたしはいつから篤さんのこと好きだったんだって、王子様期間は省けよって言われたけど、王子様期間も含めてあたし、篤さんのことが好きなの。
 それじゃ駄目ですか?やっぱり省かなくちゃ駄目…?」
仕事の後、愛し合った後で疲れて眠いのだろう。
目を擦りながらの告白に、堂上はただ笑んで頭を撫でる。
言っている内容と表情や動作や…つまりは郁が可愛いので、言葉が支離滅裂なことも大目に見ることにする。
「もういい解った。お前がそう思ってくれてるのならそれでいい。…ほれ、眠いなら寝ろ」
柔らかい声音で会話を畳んで撫でていた手で郁の頭を抱き寄せると郁は素直にはいと頷き、再度堂上の胸に自分の頭を預けた。
おやすみなさい、と言ったかどうかも定かではないほどすとんと郁は眠りに落ちた。



子供のように無邪気で寝顔を見せる郁の髪を撫でる。
その手を感じたのか、郁の寝顔に幸せそうな色が浮かび、堂上の体温を求めるように擦り寄ってくる。
「…あんま可愛いことすんな、アホウ」
お前のせいだぞ。なんて言い訳をしながら額に、頬に、そして唇へキスを落とす。
ふふ、と笑い声を零す郁に起こしたかと様子を伺うが、すぐに規則正しい寝息に変わり安堵する。
寝た妻を出来心でキスして起こしそうになるなんてどれだけ大人気ないんだと己を責めるものの、その妻が可愛いから悪いんだと開き直る自分も居て堂々巡りだ。

自分もアレが一目惚れだったんだ。とは結局言わなかった。
本を護る為なら自分が汚名を被ることも厭わないと言わんばかりの女子高生に気圧された。
眼を心を惹かれた瞬間だった。

自分の考え無しの行動が郁を危険な仕事へ導いてしまったと後悔した日もある。
必要以上に厳しく接してリタイアさせようともした。
殺せなかった自分の気持ちに蓋をして、せめて心の奥へと封じ込み眠らせうっかり起こしてしまわぬよう注意深く過ごしてきたつもりだった。

それなのに。
心の奥底で深い眠りについていた気持ちを引っ張り上げ目覚めさせたのは…叩きつけるような告白予告と、そして…。
「白馬の王子様ならぬ、お姫様の口付けでした。…としたもんか?」
とんだじゃじゃ馬姫もいたもんだ、と誰が聞いている訳でもないのに照れ隠しを言いながら。
普段は見ることの叶わない郁のつむじにキスを落とすと堂上も気だるげで幸福な疲れに身を任せ瞳を閉じた。





結論。
世間一般の王子様とお姫様の定義には多少、否、大幅に間違っている二人だが。
王子様とお姫様は苦難の末結ばれていつまでも仲睦まじく、いつまでも幸せに過ごしましたとさ。






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あちこちのフラッグを拾いたかったので拾ったら纏まらなくなりました。断捨離って難しい!
捏造120%です。甘ったるい堂上夫妻が書きたかったんです。
タイトルがすぱっと決まったけれどタイトルだけで凄いネタバレかも(笑)
糖分が足りてなかったので自家発電がてらこんな文章を会社で作っていました←
あ、勿論休憩時間にですよー!
でもこんなの打ってて出来るだけ堂上教官に習って無表情にメールしてる風を装っていたつもりだけど駄々漏れだったら大笑い。

文体を原作っぽく三人称でやってみたけど途中から堂上教官のモノローグっぽくなってたり、御伽噺っぽい〆になっちゃったりで、色々半熟。。

取りあえずちょうど良さそうなロゴが思いついたらサイトにもUPしてるかもしれません。

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ぴくしぶ、はじめました。





面白そうなので追加してみました。
超鈍足更新予定(笑)
HN:
カズマヤエ
性別:
女性
職業:
残念な事務員
趣味:
絵描き・妄想・ゲーム
自己紹介:
お絵描きと妄想とゲームが大好きなどこにでもいるごくごく普通の残念な事務員。絵は遅筆、妄想を形にするのが巧くなく、反射神経も推理力もない残念なゲーム好き。
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十三支演義、超楽しみです!
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